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【名探偵コナン 隻眼の残像】宣伝施策まとめ|長野県タイアップ・東京スカイツリーなど31の施策一覧

2025年4月15日
読了時間: 6分

更新日:9月23日


『名探偵コナン 隻眼の残像』は2025年4月18日公開の劇場版シリーズ第28作である。公開19日で動員726万人・興行収入104億円となった。


3作連続の100億円超えである。日本映画製作者連盟の2025年集計(2026年1月発表)では147.4億円で、同年の邦画3位となった。


本記事では31の施策を6つに分けた。例年の枠に加え、東京スカイツリーとの初コラボと舞台の長野県での連携が目立つ。


この記事でわかること

  • 金ロー連続放送やSPファンミーティングなど、前年から続く「型」

  • 長野県を舞台にした県・JR・地元紙・老舗企業の連携

  • Netflix・Huluの広告が劇場公開の宣伝として働いた形



1. 放送・配信で過去作へ誘う


金曜ロードショーの3週連続放送と公開記念特番は前年から続く枠で、中身を差し替えれば毎年回せる。


原作アプリとABEMAでは、小五郎・長野県警に関する過去作を無料で届けた。公開中に本編冒頭12分を放送した金ローは単独記事で紹介している。


  • サンデーうぇぶりで関連エピソード無料配信

    • 2025年2/26〜4/30。小五郎と長野県警に関する原作の過去エピソード

  • 金曜ロードショー3週連続「コナン祭り」

    • 2025年3〜4月。『14番目の標的』など3作をノーカットで放送、各回最後に特別映像

  • 公開記念特番「重要参考人を大捜査SP」

    • 2025年4/19〜各局で順次。タイムマシーン3号らが小五郎・長野県警を紹介。30局以上

  • ABEMAに期間限定の無料チャンネル

    • 2025年4/26〜。小五郎・長野県警・公安の3セレクション


2. 劇場上映とファンイベント


公開前はSPファンミーティングと世界最速上映、公開後は応援上映や舞台挨拶を重ねた。


5月末からはSCREENXとULTRA 4DXを加え、全上映に次回作の映像を付けた。シリーズ初の副音声上映は単独記事で紹介している。


  • AnimeJapan 2025『YAIBA』コラボステージ

    • 2025年3/23。東京ビッグサイトGREEN STAGEで、青山剛昌の2作品のキャストが共演

  • 公開直前SPファンミーティング

    • 2025年4/13、国立代々木競技場第一体育館。キャスト8名が登壇予定、最新映像を初公開

  • 「眠れない」世界最速上映

    • 2025年4/18 0:00。全国10都道府県23劇場

  • 公開記念舞台挨拶とティーチイン・生中継

    • 4/19日比谷、4/26長野、4/27大阪。4/27のTOHOシネマズ梅田の回を全国へ生中継

  • やまびこ応援上映とペンライト上映

    • 2025年4/28発表〜9月。「1ヶ岳、2ヶ岳…」の呼び方が生まれ、応援上映を5回以上開催

  • SCREENX・ULTRA 4DX追加と次回作映像

    • 2025年5/30〜。コナン初のSCREENXとULTRA 4DX。全上映に第29弾の新映像を追加

  • 英語字幕版の上映

    • 2025年6/6〜。国内10劇場(日比谷・新宿・梅田・横須賀・佐世保・沖縄など)


3. 舞台・長野県との連携


舞台の長野県では、県・JR・地元紙・老舗企業が連携した。知事は「女性ファンが多い」と狙いを説明している。


舞台地を毎年変えるシリーズは、地域ごとに組む相手を入れ替えられる。野辺山のアンテナ製造元によるCMは単独記事で紹介している。


  • セブン長野・山梨限定メニューとラリー

    • 2025年4/18〜5/6。地元食材の限定5品。QRで8種のスタンプ、8種で抽選10名にサイン色紙

  • JR東日本長野支社「信州列車旅キャンペーン」

    • 2025年4/4〜9/30。県内10駅と観光列車3本でスタンプラリー。なぞなぞラリーは510名に賞品

  • 長野県の観光施策(県庁展示・情報サイト)

    • 2025年4月〜。県庁1階にポスターとサイン色紙を展示。コラボ情報をまとめた県のサイトを開設

  • 信濃毎日新聞のPR号外とコラボ特集

    • 2025年4月。舞台地の県紙がPR号外を発行し、2回目のコラボ特集を紙面とデジタルで掲載

  • 八幡屋礒五郎の七味唐辛子缶

    • 2025年4/23〜期間限定。コナンデザインの缶を長野市の本店、MIDORI、セブン‐イレブンなどで販売


4. 首都圏の大型施設・交通


東京スカイツリーとは初めてコラボし、地上450mの天望回廊を会場にした。


JR東日本は首都圏27駅と長野駅でスタンプラリーを行った。小五郎を宣伝担当にした5都市の屋外広告は単独記事で紹介している。


  • 東京スカイツリー初コラボ「煌きの青天塔」

    • 2025年4/15〜7/14。天望回廊に展示とフォトスポット。スタンプラリー、限定グッズ、カフェ

  • JR東日本 名探偵コナンスタンプラリー

    • 2025年4/4〜6/22。首都圏27駅と長野駅で3コース。駅の構内アナウンス、ラッピング電車

  • 『ミッション:インポッシブル』とのコラボ

    • 2025年5/19〜5/26。「コゴロー・モーリ」を池袋の2つのビジョンに向かい合わせで掲出


5. 配信各社の劇場向け広告


配信各社は劇場版を独占せず、それぞれ広告を出した。Netflixは渋谷に事務所を出し、Huluは舞台地の駅に広告を出した。


配信の広告費が劇場公開の宣伝として働く形で、複数配信の作品で真似しやすい。


  • Hulu 新宿駅メトロプロムナードの広告

    • 2025年4/21〜4/27。全長約80m。フラッシュを当てて撮ると名シーンと名台詞が浮かぶ

  • Hulu 長野駅コンコースの応援広告

    • 2025年4/22〜5/19頃。ファンの応援メッセージを集めた長野県警の特別仕様の広告

  • Netflix 渋谷に「毛利探偵事務所」

    • 2025年4/29〜5/5(ZeroBase渋谷)。1階は喫茶ポアロ。チラシのQRから配信作品へ誘導

  • Netflix 渋谷駅の「報告書」シート広告

    • 2025年4月。渋谷駅「渋谷ビッグ20」に劇場版全27作の「報告書」を掲出


6. 飲食・小売・ゲームのコラボ


くら寿司・セブン‐イレブン・マクドナルド・カラオケは、前年から続くコラボ枠である。


ゲームやSNSでは、モンスターストライクとのコラボ第2弾や、Xでの適性診断を行った。


  • セブン‐イレブン全国キャンペーン

    • 2025年4/17〜5/6。揚げ物でボックス、パン等で謎解き(抽選100名)、アイスでコースター

  • くら寿司コラボ

    • 2025年4/18〜5/15。第1弾クリアファイル、第2弾ラゲッジタグを先着配布。レーンに謎解き

  • マクドナルド「チキンタツタ」コラボ第2弾

    • 2025年4/15〜。描き下ろしアニメCMを2本(「黄金の御馳走」篇・「夕景の御馳走」篇)

  • カラオケとDAMの歌唱キャンペーン

    • 2025年4/18〜7/7。ビッグエコー8店舗にコラボルーム、コースター付きドリンク。歌唱で賞品

  • 「名探偵コナンカフェ」(執事喫茶)

    • 2025年4/4〜7/27(会場ごとに違う)。池袋・札幌・博多など6都市8会場

  • SCRAP×ムビチケの謎解き

    • 2025年4/22〜。「大和敢助の暗号解読任務」。ムビチケ(オンライン・カード・コンビニ)のIDで参加

  • モンスターストライク コラボ第2弾

    • 2025年5/1〜。期間限定ガチャ、報酬に長野県警3人。「眠りの小五郎」のCMを放映

  • 「小五郎の弟子」適性診断キャンペーン

    • 2025年5/10〜6/1(X)。クイズ結果のシェアで抽選13名に賞品


まとめ


徳力基彦はYahoo!ニュース エキスパートで、テレビで認知を広げて映画館にコアファンを呼ぶ構造を指摘する。女性客が7割強の「推し活」映画の面もある。


前年から続く型は枠が決まっており、中身の差し替えで毎年回せる。この年はスカイツリーと長野県の連携が新しさだった。


配信各社は劇場版を独占せず、それぞれの広告を劇場公開の宣伝として働かせた。


出典



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