【君の名は。】宣伝施策まとめ|前前前世の先行配信・サントリー天然水CM・中国公開など13の施策一覧
タイミング: #劇場公開
概要
『君の名は。』は2016年8月26日に公開された新海誠監督の長編アニメーション映画である。日本映画製作者連盟の2016年集計では、興行収入は250.3億円で、同年の邦画1位である。宣伝は公開前から段階的に進んだ。6月末に小説版を発売し、7月25日にRADWIMPSの主題歌「前前前世」を先行配信した。8月には本編スタッフが新規カットを描いたサントリー天然水のコラボCMを流した。東洋経済オンラインの境治の記事によると、小説版は公開前日までに50万部に達し、試写会は計4万人規模だった。公開後は監督の出身地・長野県小海町と舞台の岐阜県飛騨市の美術館で展覧会を開き、年末にはRADWIMPSが紅白歌合戦で映画の映像とともに歌った。12月には中国で公開し、公開3日間で約2.8億元を記録した。2017年にはJR東海の記念TOICA、ローソンのキャンペーンが続いた。境は、テレビ局に頼らず10年かけてファンを育てた「農業型」の集客をSNSが加速させたと分析している。
宣伝施策 一覧
施策 | 時期 | 種類 | 中身 |
|---|---|---|---|
主題歌「前前前世」を公開1か月前に先行配信 | 2016-07-25配信 | 映像・CM | 映画公開(2016年8月26日)の約1か月前の7月25日に、主題歌「前前前世(movie ver.)」をiTunesほか各配信サイトで先行配信した。予告編で使われていた曲で、配信開始にあわせてトレーラーも公開 |
中国で大規模公開 | 2016-12-02 | その他 | 2016年12月2日に中国で公開。延べ6万7,823スクリーンで上映し、公開3日間の興収は約2.8億元(約42億円)(アニメハック 2016年12月10日) |
小説版を先行発売 | 2016年6月末発売 | その他 | 小説版を公開の約2か月前に発売し、公開前日までに50万部 |
サントリー天然水×君の名は。コラボCM(全3篇) | 2016年8月 | 映像・CM | 「三葉の想い」篇・「瀧の想い」篇・「重なる想い」篇の3篇(15秒×2、30秒×1)。本編映像に新規カットを加え、監督 新海誠・作画監督 安藤雅司・キャラクターデザイン 田中将賀・音楽 RADWIMPSの本編スタッフで制作 |
ローソン×日清カップヌードル ノート配布 | 2017-02-15〜02-27 | 飲食・小売コラボ | カップヌードル2個購入でオリジナルノート(全5種、各店計24冊) |
新海誠IMAX映画祭で再上映 | 2022-09-30〜 | その他 | 『すずめの戸締まり』公開記念。全国41館のIMAXで上映(→すずめの行を参照) |
10周年記念 新海誠作品フィルムコンサート(ローソン創業50年企画) | 2026-02-06〜02-07 | イベント・展示 | 東京国際フォーラム ホールA、3公演。東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏。この公演のための特別映像で3作品を上映。¥11,000(記念品付き) |
小海町高原美術館で企画展 | 2016-10-23〜12-25 | イベント・展示 | 長野県小海町の高原美術館で企画展『君の名は。』展を開催(Wikipedia記載) |
RADWIMPSが紅白初出場、「前前前世」を映画映像と披露 | 2016-12-31 | 映像・CM | 第67回NHK紅白歌合戦で、『君の名は。』の映像(新海監督による紅白向け特別編集)をバックに「前前前世」を歌唱 |
上海ローソンでプロモーション | 2016年12月(中国公開時) | 飲食・小売コラボ | 上海のローソン約600店でプロモーションを実施 |
飛騨市美術館で『君の名は。』展 | 2017-01-07〜02-19 | イベント・展示 | 企画書・絵コンテ・設定資料を展示(Wikipedia記載) |
JR東海のコラボTOICA | 2017-01-30予約開始(4月中旬配送) | 地域・交通タイアップ | JR東海の会社発足30周年を記念したTOICAに『君の名は。』の場面を使用。新幹線タイプ(2枚セット4,200円)と在来線タイプ(1枚2,200円)。初期在庫は各3万で、… |
金曜ロードショーで放送し、放送後に『すずめ』本編冒頭12分を公開 | 2022-10-28 | 映像・CM | 『君の名は。』の放送終了後に、『すずめの戸締まり』の冒頭映像「旅立ちの12分」を放映 |
次の施策は単独の記事で詳しく紹介している: 特報を『名探偵コナン 純黒の悪夢』の上映劇場で初出しした劇場起点の宣伝/SNS発信・図書館の撮影許可・市民上映会で進めた聖地対応、2年で推計13万人/試写会で4万人弱に先行公開した「観せる宣伝」とSNSの口コミ
注目ポイント
小説は約2か月前、主題歌は約1か月前と、公開前に物語と音楽へ触れる入口を順に開けた。本編を観る前から作品の世界に触れられる素材を段階的に出すと、公開日に期待を集めやすい
企業CMを本編スタッフが新規カットで制作し、広告そのものを作品の一部のように見せた。タイアップ映像を予告編の延長として作ると、協賛社の出稿が作品の宣伝量を増やす
監督の出身地と舞台地の美術館で制作資料展を開いた。作品とゆかりのある地域の施設と組むと、ヒット後の関心を来訪やメディア露出につなげやすい
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