【コラボカフェ・ポップアップ】事例まとめ|BOX cafe&space・ufotableなど24件の設計一覧
更新日:7 時間前
2023〜2026年に日本で実施された、アニメ・マンガIPのコラボカフェとポップアップ24件を集めた。
対象は、予約方法・価格・特典条件・座席運用のいずれかが公表された事例である。単なる開催告知は除いた。
24件を運営の「型」で5つに分けた。同じ運営会社は、作品が変わっても同じ設計を使い回している。
この記事でわかること
BOX cafe&spaceが複数作品で回す、予約金660円と特典の型
抽選・入場料・食事券付き整理券など、来店前に金額を確定させる方法
箱の使い回しや、百貨店・鉄道会社と組む事業側の設計
1. 予約金と3層特典の標準型
最大手のエルティーアール(BOX cafe&space)は、呪術廻戦・チェンソーマン・葬送のフリーレン・ダンダダンで同じ型を回している。
型は予約金660円と3層のランダム特典の組み合わせである。都心と郊外SCに同時に出す、原作小説を題材にするなど、会場や題材で幅を出す。
2025年9/25〜11/3(池袋ほか計4会場)。予約金660円と特典クリアファイルなど4層の設計
チェンソーマン レゼ篇 テーマカフェ
2025年9/19〜11/3(池袋)ほか東名阪。喫茶二道の内装。予約でファイル6種、ドリンクでコースター7種
葬送のフリーレンカフェ〜Flower Garden〜
2025年7/31〜9/21(ソラマチ)ほか3会場。3月の第1弾に続く2年目。名場面を皿で再現
ダンダダン テーマカフェ(初開催)
2025年3/13〜4/20(池袋・新利府)ほか。都心型と郊外SC型を同時に。予約660円でメタルカード
2026年5〜7月(池袋・大阪)。原作者監修の公式レシピ。JR東海「推し旅」利用者に限定特典
Harry Potter Cafe 赤坂(非アニメ)
2022年〜継続。50席・80分完全予約制で当初は1か月先まで完売。30分ごとの予約枠で回転を制御
2. 抽選・入場料で入場を絞る
ufotableは制作会社の直営で、抽選予約と本人確認を課す。ORBcafeは入場料550円・90分・1オーダー制で回す。
ufotableはコラボ期間外もレギュラーメニューで営業する。ORBcafeは日本・中国・マレーシアで展開している。
2020年〜継続。水曜18時〜木曜24時に抽選、金曜に当落。入場時に公的身分証の提示を求める
ufotable Cafeの直営常設店網
2023年〜継続。東京・名古屋・大阪・徳島・北九州などを直営。期間外もレギュラーメニューで営業
葬送のフリーレン×ORBcafe
2025年10/7〜11/16(銀座博品館店)。入場料550円・90分制。LTR版カフェと時期をずらし併走
ORBcafeのコラボカフェ事業
2023年〜継続。空間・イベント・物販・ゲーム・映像まで横断で設計。日本・中国・マレーシアに展開
3. 同じ箱・既存店を使い回す
THE GUESTは池袋PARCOの同じ箱で、ちいかわのレストラン・飯店・ラーメン店と業態を入れ替える。
スイーツパラダイスは既存の食べ放題店に特典を足し、ロフト巡回は什器ごと動かす。どれも内装投資を抑える形である。
2023年11/16〜継続(池袋PARCO)。食事券付き整理券1,000円分と、4名BOX席6,000円分
ちいかわ飯店・ちいかわラーメン 豚
2024〜2026年。同じ池袋PARCOの箱で、作中の店舗設定ごとに業態を差し替え。グッズ整理券は別
常設物販「ちいかわらんど」の全国展開
2021年8月〜継続。原宿・梅田からPARCO・駅ビル・郊外SCへ。ポップアップの後に常設化
2023年〜継続(にじさんじは第14弾)。来店・コラボメニュー注文・グッズ3,000円ごとに特典
学園アイドルマスター×スイパラ第2・3弾
2025〜2026年。同じIPで弾を重ね、第3弾は江の島の「海の家」でもコラボカフェを実施
進撃の巨人ほか POP UP STORE in ロフト
2023年〜継続。同じ什器とグッズ構成で店舗を巡回。店頭は描き下ろしの発表と受注の場
4. 予約の有無と体験型メニュー
アニメイトカフェは、予約必須の本格店と予約不要のグラッテを併走させる。客の手間に合わせて業態を分けている。
メニューを体験に変える例もある。調合茶房は、客が自分でスパイスを挽く演出を入れた。
アニメイトカフェ本体の運営設計
2012年2月〜継続。東名阪で月替わり、予約はアカウント登録が必須。2025年11/1に運営を移管
アニメイトカフェグラッテ
2023年〜継続(梅田は2025年4/24開業)。キャラのラテとクッキー。予約不要・セルフ注文
薬屋のひとりごと「調合茶房」
時期未公表(池袋・心斎橋・名古屋のPARCO)。スパイスを挽く演出や工芸茶で五感を使う
5. 百貨店・商業施設・鉄道と組む
松屋銀座は展覧会にカフェを併設し、丸井はイベントを新規カード会員の獲得装置として扱う。
SHIBUYA TSUTAYAは建物ごとIP体験施設に変えた。鉄道会社は、カフェやポップアップを旅行商品の目的地に組み込む。
2023年〜継続。2025年度は年80本を巡回。事業売上は26年2月期62億円、30年2月期70億円が目標
薬屋のひとりごと展+併設カフェ
2025年3/26〜4/14(松屋銀座)。展覧会の隣にカフェを併設し、展示の滞在を飲食へつなぐ
2025年度上期。売上52億円・新規会員6万人。客単価は約2.3倍、新規会員数は一般比17倍
2024年4/25〜。レンタルを廃しIP体験施設へ。全館計500席、7階カフェ77席、1日約3万人見込み
JR東海「推し旅」・JR東日本「推しSta!」
2021年〜継続。カフェを旅行商品の目的地に。推し旅は2024年時点で累計100本、企画チームは30人に
まとめ
同じ運営会社は作品が変わっても同じ型を使う。エルティーアールの4作品は、予約金・予約特典・注文ごと特典の組み合わせで、設計をゼロから作っていない。
箱を使い回す設計も目立つ。THE GUESTは業態名を差し替え、スイーツパラダイスは既存店を使い、ロフト巡回は什器ごと動かす。
課金の入口は予約金・入場料・食事券付き整理券に分かれる。どれも来店前に一定額を確定させ、無断キャンセルと客単価のぶれを抑える狙いが読み取れる。
出典
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