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【TVアニメ】劇場先行上映の事例集|推しの子・鬼滅の刃・ダンダダンなど10作品の設計を比較

2025年12月15日
読了時間: 4分

タイミング: #放送前

実施年月: #2025年 #12月


概要

TVアニメの一部または全話を、地上波放送より前に映画館で上映する施策を集めた。形は大きく4つに分かれる。1つ目は第1話を拡大版にして放送の約1か月前に上映する型で、【推しの子】が代表例である。2つ目は全話を2〜3幕に分けて放送前に上映する型で、アイドルマスターのミリオンライブ!とシャイニーカラーズが全国75館で実施し、シャイニーカラーズは第2期も続けた。3つ目は前シリーズの終盤と新シリーズ第1話を組み合わせる型で、鬼滅の刃「上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は国内の公開3日間で興収11億円を超えた。呪術廻戦も渋谷事変の特別編集版に第3期の第1・2話を付けて公開した。4つ目は海外の劇場で先に見せる型で、ダンダダンは第2期の先行版を北米1,085スクリーンで公開した。このほか、公式Xのフォロワー限定の無料先行上映会や、最終回を劇場で同時視聴するイベントもある。

施策 一覧

作品

施策

時期

種類

中身

【推しの子】

第1話90分拡大版「母と子」を放送前に劇場で先行上映

2023-03-17〜

劇場先行上映

放送の約1か月前から、第1話90分拡大版「母と子」をEJアニメシアター新宿ほか全国の劇場で上映。原作第1巻を分割せず一つの映像体験として見せる方針だった(単独記事あり)

【推しの子】

1期の先行上映版を再上映+2期の先行上映会

2024-06-07〜/2024年6月末

劇場先行上映

2期直前に、1期の劇場先行上映版を再上映し、2期の先行上映会も開催。1期の振り返りと2期の初見を劇場でつないだ

ダンジョン飯

劇場先行上映(3週間限定)と舞台挨拶・スタッフトーク

2023-12-08〜12-28

劇場先行上映

3週間限定で劇場先行上映。新宿バルト9・グランドシネマサンシャイン池袋・TOHOシネマズ錦糸町でキャスト舞台挨拶、立川シネマシティとチネチッタでスタッフトーク

ダンジョン飯

公式Xのフォロワー限定「特別先行上映イベント」

2023-09-11・09-15 19:00〜

先行上映イベント

第1・2話の先行上映とキャスト・スタッフのトーク。参加無料で、応募条件は公式Xのフォロー。会場は当選者にだけ通知(都内)

鬼滅の刃

ワールドツアー上映「上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」(TV最終2話+新シリーズ第1話の劇場先行上映)

2023-02-03〜

劇場先行上映

遊郭編 第10・11話と刀鍛冶の里編 第1話を劇場で上映。国内の公開3日間で動員81万3,422人・興収11億5,876万円(主催発表の報道値)(単独記事あり)

呪術廻戦

劇場版「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」

2025-11-07〜

劇場先行上映

TV第2期「渋谷事変」の特別編集版に、第3期「死滅回游 前編」第1・2話の世界最速上映を組み合わせて公開。IMAXも同時公開。TV放送は2026年1月8日から

ダンダダン

TV放送前に第1〜3話を世界約50か国の劇場で先行公開

2024年8月末〜9月

劇場先行上映(海外)

TV放送前に第1〜3話を「DAN DA DAN: First Encounter」として海外の劇場で先行公開。Anime Expo 2024のパネルには約2,000人が集まった(単独記事あり)

ダンダダン 第2期

北米で先行劇場公開「DAN DA DAN: Evil Eye」

2025年6月6日〜

劇場先行上映(海外)

第2期の先行劇場版を北米1,085スクリーンで公開し、初週末は北米8位・約320万ドル。第1期の先行公開を大きく上回った(単独記事あり)

アイドルマスター ミリオンライブ!

TV放送前に全話を劇場で先行上映(3幕)

2023年8月18日〜10月19日(TV放送は10月〜)

劇場先行上映

TV放送前に全話を3幕に分けて全国75館で上映(2023年8月18日〜10月19日)。劇場の音響・大画面を前提にした3DCG。応援上映も実施(単独記事あり)

アイドルマスター シャイニーカラーズ

TV放送前に全12話を3章で劇場先行上映

2023年10月27日〜2024年1月25日

劇場先行上映

TV放送前に全12話を3章に分け、47都道府県・75館で先行上映(2023年10月27日〜2024年1月25日)(単独記事あり)

アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season

第2期も劇場先行上映の形式を続ける

2024年7月5日〜10月10日(TV放送は秋)

劇場先行上映

第2期も3章構成の劇場先行上映を継続(2024年7月5日〜10月10日)。TV放送は秋から(単独記事あり)

ヒロアカ

最終回当日の「ULTRA SCREENING」(全11話上映+最終回を劇場でリアルタイム視聴)

2025-12-13

劇場上映イベント

全国12館で第160〜169話を上映し、17:30の最終話の地上波放送を劇場でリアルタイム視聴。前後にキャスト8名のトーク、約7時間。料金は5,000〜6,000円(単独記事あり)


注目ポイント

  • 上映する話数の決め方が分かれる。第1話の拡大版、全話の分割上映、前シリーズの終盤と新シリーズ初回の組み合わせのどれにするかで、狙う客層と上映期間が変わる。

  • 全話を3幕に分ける型は、数週間おきに新しい幕を公開するため、ファンが劇場に通う回数を設計できる。アイドルマスターは2作で75館・3章構成をそろえ、第2期も同じ形を続けた。

  • 鬼滅の刃やダンダダンは、TVシリーズの先行上映を海外の劇場興行として成立させた。国内の宣伝施策としてだけでなく、海外での売上と話題づくりを同時に狙える。



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