【ファミリーマート】1日1,800万人の来店をIPの発信拠点に、あそべるコンビニ戦略【企業戦略】
更新日:8 時間前
ファミリーマートは2025年12月17日、発表会ファミフェス2025で新戦略あそべるコンビニを打ち出した。衣食住に遊びの要素を加え、店を楽しむ場所にするという構想である。
中身はアニメやゲームなどのIPと組む企画が中心だ。本記事では、同社が挙げた店舗とデータの規模と、IPに関わる取り組みを整理する。
この記事でわかること
1日1,800万人の来店とアプリID、店内サイネージを組み合わせた発信の基盤
作品やチームのラッピング店舗を80店以上に広げ、アニメ聖地の拠点にする計画
マルチコピー機を使ったクリエイター作品の販売
店とデータをIPの窓口に
AdverTimes.によると、ファミリーマートは全国に約1万6,400店を持ち、1日の来店客は1,800万人にのぼる。
アプリのファミペイ会員は3,000万人いる。提携先を含めると、5,000万人規模のデータ基盤になるという。
約1万1,000店には、広告や番組を流せる店内サイネージFamilyMartVisionを置いている。細見研介社長は、リアルとデジタルの両方を持つ独自のインフラが整ったと述べた。
細見社長は、コンビニは便利なだけでなく、楽しさや驚きを届ける場に進化すべきだとも語った。同社はこれをリテールエンターテイメントと呼んでいる。
項目 | 規模(2025年12月発表) |
|---|---|
店舗数 | 約1万6,400店 |
1日の来店客 | 1,800万人 |
ファミペイ会員 | 3,000万人 |
提携先を含むID | 5,000万人規模 |
サイネージ設置店 | 約1万1,000店 |
8つのあそび方
同社のリリースでは、構想を8つのあそび方に分けて示した。アニメやゲームとのコラボ商品、季節行事、店内のクレーンゲーム、オンラインのくじなどが並ぶ。
その先駆けとして、TVアニメ『呪術廻戦』死滅回游の放送開始に合わせたキャンペーンを2026年1月中旬に予定した。2月には『刀剣乱舞ONLINE』のコラボ恵方巻も出す。
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ラッピング店舗で聖地巡礼
作品やスポーツチームの世界観で装飾するラッピング店舗を、2025年3月からの1年間の累計で80店以上に広げる。アニメやマンガの舞台など、ファンが訪れやすい場所が中心である。
日本アニメツーリズム協会とも組む。訪れてみたい日本のアニメ聖地88の作品のうち、作中にファミマが出てくる作品を中心に、2026年2月以降にラッピング店舗を順に出す計画だ。
Bリーグの6チームとも、それぞれの地域でチームのビジュアルを使ったラッピング店舗を展開している。
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コピー機でクリエイター支援
AdverTimes.は、クリエイターが自作のグッズ販売や販促を行えるC2Cのサービスも充実させると報じた。店内のマルチコピー機のファミマプリントを、推し活の場として強化する。
リリースによると、個人クリエイターの作品を店で印刷して買えるファミマプリントクリエイターズを用意する。価格は税込300〜700円で、販売期間は販売開始から30日間である。
店内サイネージで流すファミマチャンネルには、VTuberのタレントが出る番組も加えた。店にいる時間自体を楽しくする狙いだという。
ポイント:商品コラボだけでなく、店舗装飾・サイネージ・コピー機まで、店の設備をIPの出し先として開いている。
まとめ
作品側から見ると、コンビニは商品コラボの相手であるだけでなく、装飾やサイネージ、印刷物で作品を見せる場所にもなる。聖地の近くの店舗を使えば、巡礼の立ち寄り先をつくることもできる。
コンビニと組む企画を考える際は、全国一斉の商品だけでなく、地域の店舗やサイネージの枠も候補に入れたい。作中に店が登場する作品なら、ラッピング店舗の対象になる可能性もある。
出典
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