【TBSテレビ】AJ初出展で14ステージ、「放送のその先」を語る【関係者インタビュー】
更新日:6 時間前
TBSテレビは2026年3月28・29日のAnimeJapan 2026に初めて出展し、2日間で14ステージを行った。テーマは「TBSアニメの“これまで”と“これから”」である。
超!アニメディアのインタビューで、アニメ事業部の片山悠樹プロデューサーが出展の中身と、放送後もファンと歩む考え方を語った。
この記事でわかること
初出展ブースの構成と、グループ会社の事業を並べた展示
「映像体験とリアルな体験の連動」という片山氏の考え方と具体例
3つの放送枠と、配信・ショート・映画・海外への広げ方
過去作と新作を同じブースに
話者は、TBSテレビ アニメ映画ビジネス局 アニメ事業部のマネージャー・プロデューサー、片山悠樹氏である。ブースは東京ビッグサイトの東5ホールに置かれた。
ステージでは『けいおん!』『五等分の花嫁』など、片山氏が多くのファンに愛されたと話す作品を取り上げた。新作のフォトスポット、ノベルティ配布、物販も用意した。
パネル展示では、TBSグループの事業も紹介した。IP戦略のSAND B、アニメ制作のセブン・アークス、電子コミックのマンガボックス、ネット動画制作のケイコンテンツである。
同年のAnimeJapanには約15万6,000人が来場し、過去最多だった。
映像とリアルを連動させる
片山氏は、放送や配信で一方的に流すだけでは、ファンダムを育てにくい時代だと指摘する。映像体験とリアルな体験がうまく連動した作品が残り、長く続くと述べた。
例に挙げたのが、2月23日19時からの全国枠で地上波初放送した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』である。劇中の「ロンギヌスの槍」を実物で作り、赤坂サカスに展示した。
同じ放送に合わせ、情報番組『ラヴィット!』との連携や、オリジナルのコラボグッズも展開した。一連の取り組みは「0223作戦 完遂」と名付けられた。
ポイント:放送日を起点に、局の番組・自社の施設・グッズを重ねた。放送局が持つ枠と場所を組み合わせた形である。
3つの枠と放送以外の出口
TBSの30分TVシリーズ枠は3つある。日曜16時30分の全国ネット枠、木曜23時56分の全国同時放送枠、木曜25時28分の関東ローカル枠である。
放送以外の形も増やしている。2025年6月の『タコピーの原罪』は、放送を経ない配信限定のアニメだった。
『リラックマ』は土曜9時25分からの5分枠で放送した。『キャンディーカリエス』は『よるのブランチ』の中で流している。
2025年度は『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』『ひゃくえむ。』など、劇場作品4本を手がけた。深夜枠では『ンめねこ』も放送している。
海外では『地縛少年花子くん』が北米で人気を得て、Anime Expo 2025でステージを開いた。主演の緒方恵美さんが登壇し、現地のファンと直接触れ合った。
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新作を看板に育てる
片山氏が2026年の看板として挙げたのは、4月開始の『氷の城壁』と7月開始の『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』である。
片山氏は、両作をTBSアニメの看板にするため、制作と宣伝に力を入れていると話した。
初出展のブースでは、過去の人気作と新作を同じ場で見せた。これまでの作品の支持を、これからの作品へ引き継ぐ構成といえる。
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まとめ
放送局の強みは、放送枠に加えて局の番組や自社の施設を使えることにある。放送日を軸に実物展示や情報番組を重ねると、放送を見るだけで終わらせない仕掛けになる。
イベント出展では、過去作のステージで既存のファンを集め、同じ場で新作を見せる構成が参考になる。グループの事業を並べれば、作品の外に広がる展開も伝えられる。
出典
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