【テレビ朝日】AJで『あかね噺』ゾーン、NY上映と渋谷掲出【関係者インタビュー】
更新日:6 時間前
テレビ朝日はAnimeJapan 2026で、『あかね噺』を目玉にしたブースを出した。落語を題材にした作品の世界観を再現したゾーンである。
アニメ!アニメ!のインタビューで、アニメ・IP推進部長の小野仁氏が、出展の狙いと長く愛されるIPづくりの考え方を語った。
この記事でわかること
キッズ・ファミリーから若い大人まで、層ごとに作品を並べたラインナップ
『あかね噺』のNYワールドプレミア・渋谷掲出・ABEMA連携の組み合わせ
『ドラえもん』の海外巡回展に見る、テレビ局のIP展開
層ごとに並べたラインナップ
話者は、テレビ朝日 コンテンツ編成局 ビジネスソリューション本部 アニメ・IP推進部の部長、小野仁氏である。
出展の目玉は『あかね噺』のゾーンである。週刊少年ジャンプ連載のマンガが原作で、落語を題材にした世界観を再現した。
ほかにショートアニメ『コウペンちゃん』や、テレビアニメ化は初となる『しろたん』を並べた。南棟の「ファミリーアニメフェスタ」では、TVerと共同で『ドラえもん』のブースも出した。
小野氏の説明では、対象はキッズ・ファミリー層、ヤングアダルト層、ライト層に分かれる。ヤングアダルト向けには2020年から深夜アニメ枠を設け、現在は全国ネットで3枠ある。
『あかね噺』の3つの展開
『あかね噺』は、AJの直後の4月1日にニューヨークでワールドプレミア上映会を開いた。落語家の桂三輝さんが、英語で落語を披露した。
作品の題材である落語そのものを、海外の観客に見せた形である。
国内では、渋谷センター街と渋谷駅周辺にビジュアルを4月5日まで掲出した。配信では、ABEMAがリニア配信を含む展開に協力している。
4月1日から5日にかけて、海外の上映会、渋谷の街頭、配信の3つで露出が重なった。AJのゾーンを含め、短い期間に接点を集めた形である。
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ポイント:題材の落語を実演や世界観の再現で見せ、作品の入口にした。NYでは英語の落語、AJではゾーンと、場に合わせて形を変えている。
長寿シリーズの海外展開
小野氏によると、『ドラえもん』は約45年、『クレヨンしんちゃん』は約35年にわたって放送されている。両作は二世代、三世代のファンに愛されていると説明した。
展覧会『100%ドラえもん&フレンズ』は2024年に香港で始まり、上海、バンコク、武漢、台北を巡回した。
小野氏は、テレビ局がIPを興行も含めて海外のキッズ・ファミリー層に届ける例は多くないと述べている。
展覧会は、放送の外で作品に触れる場を海外に作る方法である。局が興行まで手がければ、現地での放送の有無に左右されずに接点を持てる。
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情熱と謙虚さでIPを育てる
小野氏は、プロデューサーの情熱がより大事になっていると指摘する。「大胆に、でもいつも謙虚に」、クリエイターやスタジオ、製作委員会と作品を紡ぐことが大事だと述べた。
新作についても、長く愛されるIPになるよう一緒に育てたいという考えが社内にあると説明している。
今後はキッズ・ファミリー向けを伸ばしつつ、深夜アニメ枠のIPをできる限り増やす方針である。形もテレビシリーズに限らず、映画、配信専用、グローバル向け、ショート、SNS動画へ広げる。
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まとめ
題材そのものを見せる展開は、作品を知らない層への入口になる。『あかね噺』は落語を、NYでは英語の実演、AJでは世界観のゾーンとして見せた。
テレビ局と組む作品では、放送枠に加えて、局が持つ展覧会や配信パートナーとの関係も使える。局の中で枠ごとに狙う層が違う点を踏まえ、作品の置き場所を考えるとよい。
出典
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