【機動戦士ガンダム×やきまる】ザクII仕様2種の狙いは累計230万台の認知拡大【関係者インタビュー】
更新日:9 時間前
岩谷産業は2026年6月、焼肉グリル「やきまる」の『機動戦士ガンダム』仕様を発売した。ザクIIをモチーフにした2モデルである。
ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、開発担当者は限定品を売ること自体は目的ではないと説明している。狙いは、シリーズを知らない層に届くことだった。
この記事でわかること
ザクII仕様2モデルの価格・発売日・販路
紋章・銘板・色で作品の世界をどう商品に移したか
家電メーカーがアニメIPに求めた役割(新しい層への認知)
ザクII仕様の2モデルを発売
発売されたのは「シャア専用ザクIIモデル」と「ザクIIモデル」の2種類である。価格はどちらも1万780円(税込)だ。
発売日は2026年6月29日。販路は同社の公式通販「イワタニアイコレクト」と「Iwatani Outdoor Shop BASE」である。
ベースは卓上で焼肉を楽しむ「やきまるII」だ。脂が炎に直接当たらない構造で、煙を抑えるのが特徴である。
本体の大きさは幅約303×奥行278×高さ149mm、重さ約2.0kgだ。最大発熱量は1.0kW、連続燃焼時間は約217分である。
同社のリリースによると、やきまるシリーズの累計販売台数は230万台を突破している。今回のコラボは、この実績ある商品の外装を変えたものだ。
紋章と銘板で世界観を再現
本体の側面には、ジオン公国軍の紋章を描いた。作中でザクを運用する勢力のマークである。
点火つまみの横には「ZEONIC」と刻んだ金属プレートを付けた。ZEONICは作中でザクを造った企業の名で、プレート中央にはジオン公国軍のロゴを入れている。
色はシャア専用がレッド、通常版がグリーンだ。作中のモビルスーツの配色を、そのまま調理家電に移している。
プレートとカバーのフッ素加工や、肉汁を受ける水皿といった本来の使いやすさも、あわせて紹介されている。
ポイント:焼肉グリルとしての用途は変えず、紋章・銘板・本体色の3点で作品らしさを出している。
販路は自社の公式通販
リリースで案内された販路は、同社が運営する2つのオンラインショップである。コラボ品を買う人は、メーカーの直販サイトを訪れることになる。
直販サイトには通常のやきまるシリーズも並ぶ。ガンダムをきっかけに訪れた人が、ブランドそのものに触れる入口になりうる。
店頭の棚を広く押さえるより、ファンを自社の売り場に呼ぶ形だ。ブランドを知ってもらうという狙いとも合う設計である。
狙いは「まだ知らない層」
家電とアニメのコラボは珍しくない。ITmediaの記事は、今回の本当の狙いが限定品の販売ではなかった点に焦点を当てている。
開発担当者は、狙いをやきまるシリーズを「まだ知らない層」に知ってもらうことだと説明した。コラボを機にブランドを知った人も多かったという。
担当者は、さらなるファン獲得の可能性を感じたとも語っている。コラボ品の売上より、ブランドの入口としての働きを重く見ていることがわかる。
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まとめ
IPコラボの目的が「限定品を売り切る」か「ブランドを知ってもらう」かで、成果の測り方は変わる。後者なら、通常品の検索や直販サイトへの訪問の動きも見る必要がある。
やきまるの例は、紋章・銘板・本体色という外装の工夫で作品らしさを出した。定番商品を持つメーカーが、新しい客層への入口としてIPを使うときの参考になる。
出典
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