【薬屋のひとりごと×Kura Sushi USA】第3期の配信前に米国くら寿司で限定2品とビッくらポン景品【海外事例】
更新日:10月17日
米国のくら寿司を運営するKura Sushi USAは2026年9月17日、『薬屋のひとりごと』とのコラボを発表した。Crunchyrollと組み、10月31日まで行う。
開始は9月18日で、Crunchyrollでは第3期の配信が10月2日に始まる。配信開始の約2週間前に始まり、配信中も続く日程である。
なお、これは米国の店舗の施策である。日本国内のくら寿司では、2026年10月14日までに公表された公式プレスリリースの一覧に、『薬屋のひとりごと』のコラボは確認できなかった(2026年10月17日確認。国内で発表されれば別記事にする)。
この記事でわかること
猫猫と壬氏にちなんだ限定メニュー2品の中身
皿の枚数で景品が出る「ビッくらポン」の配り方
会員向けの箸セット配布と、配信開始までの日程
猫猫と壬氏の限定2品
メニューは主人公2人にちなんだ2品である。猫猫の品は、しょうがとだしを効かせた醤油ラーメンにワンタンとチャーシューをのせた。
壬氏の品は、揚げたマグロとアボカドなどを巻いた巻き寿司である。紫色のゆずクリームソースと紫色のパン粉をのせ、見た目で壬氏を表している。
リリースでは、同社の販促・ライセンス担当マネージャーのサリー・クロサキ氏がコメントした。作品を科学と謎の物語と評し、メニューと景品の着想源になったと語っている。
ポイント:料理名にキャラクター名を入れ、色で人物を表すと、作品を知る客には説明なしで伝わる。
皿の枚数で景品が出る
ビッくらポンは、食べた皿の枚数に応じてカプセル景品が当たる同社の仕組みである。米国では15皿、25皿、その後は15皿ごとに1個が出る。
景品はアクリルチャーム10種、マグネットしおり2個セット、ロールステッカーである。チャームには猫猫のホログラム仕様のレア品も入る。
カプセル景品は店内のほか、公式の注文サイトとDoorDashで単品でも買える。ただし猫猫のホログラムチャームだけは購入の対象外である。
同社によると、ビッくらポンで出した皿は米国で累計6億枚を超えた。店舗は米国24州とワシントンD.C.に90店以上ある。
Kura Sushi USAは2008年に設立された、日本のくら寿司の子会社である。日本で育てた景品の仕組みを、米国でもそのまま使っている。
【くら寿司×jeki】限定グッズとブランド7対IP3、飲食チェーンのIP活用【登壇レポート】
日本のくら寿司がIPコラボをどう組み立てているかを担当者が語った登壇
会員限定の箸セット
9月23日の1日だけ、アプリ会員向けの特典を用意した。店内で85米ドル(約1.3万円)以上注文した会員に、布ケース付きのコラボ箸を配った。
配布は1人1点で、なくなり次第終了とした。10月1日には同社のInstagramでプレゼント企画も行うと告知している。
日本のくら寿司では、会計金額ごとに先着でグッズを配る形が続いてきた。米国では会員に絞り、日付を1日に決めて来店を集める形をとった。
【鬼滅の刃 無限城編×くら寿司】2,500円ごとに先着30万名へグッズ、コラボメニュー2品も販売
日本での会計金額ごとの先着配布の例。米国の会員限定・1日配布と比べられる
【劇場版SPY×FAMILY×くら寿司】2,500円ごとに先着26万名へグッズを配るタイアップ
劇場版の公開に合わせた日本のくら寿司の配布型タイアップ
配信の前後にまたがる日程
Crunchyrollは第1期から第3期を配信し、第2期と第3期は同社の独占である。コラボは第3期の配信開始をはさむ約6週間に置かれた。
リリースの末尾では、Crunchyrollで第1期から第3期まで見られることを案内した。店舗の告知と配信の案内を、1本の発表にまとめた形である。
店内での体験と会員特典、SNSのプレゼント企画を順に置き、配信開始に向けて話題を途切れさせない組み方である。
【薬屋のひとりごと】第2期を国民的アニメに、東宝の製作・宣伝P【関係者インタビュー】
国内での第2期の宣伝の考え方を製作・宣伝プロデューサーが語る
【クランチロール】有料会員2100万人、社長らが語る作品選び【関係者インタビュー】
Crunchyrollがどんな作品を独占配信に選ぶかを経営陣が語る
まとめ
海外で新シーズンを配信するときは、現地の飲食チェーンと組むと話題をつなぎやすい。期間は配信開始の前後にまたがるように取りたい。
日本と同じ会社の海外法人なら、景品の仕組みをそのまま使える利点もある。今回は皿の枚数で出る景品で来店を重ねてもらい、会員限定の1日だけの特典で来店日を集める2段の形をとった。
※円換算は1米ドル=157.59円(欧州中央銀行の参照レート、2026年9月25日)で計算した概算(現地通貨の金額×レート)。
出典
関連記事
▼アニメマーケティングのご相談





