【映画ちいかわ】国内165億円の後、台湾・香港・韓国で順次公開し英語YouTubeも開設【海外事例】
更新日:9月28日
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は2026年7月24日に国内で公開された。公開62日で興行収入165.2億円、動員1,133万人に達し、歴代興収ランキングの15位に入った。
国内の興行が続くなか、海外では台湾・香港から韓国へと順に公開を広げている。9月19日には英語の公式YouTubeチャンネルも開設した。
この記事でわかること
国内興収の推移と、歴代15位に入るまでの日程
台湾・香港・韓国の公開日と、吹替版の出し方
英語YouTubeでTVアニメの英語吹替版を配信する狙い
国内は公開62日で歴代15位
公開初日の興収は9.9億円、最初の3日間で約22.4億円だった。興行通信社によると、9月7日時点で139億円・960万人に伸びた。
この時点で、同じ2026年公開の『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の137億円を上回った。国内の話題が続く時期に、海外公開が重なっている。
公式Xは9月21日、158.4億円・約1,086万人を突破し、2026年公開作の1位になったと発表した。その後、9月24日の報道で165.2億円・1,133万人と伝えられた。
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台湾・香港・韓国へ順次公開
台湾では国内公開の1週間後、7月31日に日本語版が公開された。8月7日には中国語吹替版を加え、9月18日からは4DX版の上映も始めた。
台湾の中央社によると、公的な興収統計で9月8日時点の累計は約1億4,700万台湾ドル(約7.3億円)、動員は約53万7,000人である。8月中旬には1億台湾ドル(約5億円)を超えていた。
この時点で、台湾の年間ランキングの興収・動員ともに上位10作に入った。同じ集計で『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は約2億1,370万台湾ドル(約10.6億円)で9位である。
香港では8月6日に、日本語版と広東語吹替版を同時に公開した。配給は羚邦集団(Medialink)である。
同社の会長は公開前、『THE FIRST SLAM DUNK』並みの約4,300万香港ドル(約8.6億円)を目標に挙げていた。
韓国では9月30日に公開する。配給はDaewon Mediaで、字幕版と韓国語吹替版を同じ日に公開する。
台湾の9月8日以降と香港の累計は、配給会社の公表値を確認できなかった。報道や集計によって数字に差がある。
地域 | 公開日 | 版 |
|---|---|---|
日本 | 7月24日 | — |
台湾 | 7月31日 | 日本語版(8月7日に中国語吹替版) |
香港 | 8月6日 | 日本語版・広東語吹替版 |
韓国 | 9月30日 | 字幕版・韓国語吹替版 |
数字の揺れ:累計は集計により、台湾1億5,300万〜1億5,800万台湾ドル(約7.6億円〜7.8億円)、香港2,523万〜2,580万香港ドル(約5.1億円〜5.2億円)と幅がある。
英語YouTubeで吹替版を配信
ちいかわの英語の公式YouTubeチャンネルは9月19日に開設された。10月1日からTVアニメの英語吹替版を全話の形で配信すると告知している。
国内では、TVアニメをYouTubeで見逃し配信し、作品に触れる入口にしてきた。まんたんウェブによると、その総再生回数は5億回を超えている。
英語圏でも同じく、短い1話を手軽に見られる場所をまず用意した形である。映画の海外公開と並行して、作品を知る窓口を広げている。
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国内でYouTubeの見逃し配信を入口にした設計
まとめ
国内で大きく当たった作品は、近い地域から順に公開を広げると、国内の話題を追い風にしやすい。台湾・香港・韓国ではいずれも吹替版を用意し、家族連れも見られる形にしている。
映画の公開と並行して、TVアニメを現地語で見られる無料の入口を作ることも有効である。映画を見た人が作品を追い続ける場所になり、まだ知らない人を集める窓口にもなる。
※円換算は1香港ドル=20.09円(欧州中央銀行の参照レート、2026年9月25日)、1台湾ドル=4.9537円(ExchangeRate-API、2026年9月28日)で計算した概算(現地通貨の金額×レート)。
出典
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